2007年11月12日月曜日

環境デザインⅡ





番組内容:深夜の音楽番組。流行のポップスではなくインディースのバンドやクラブミュージックの紹介をする。ゲストのアーティストを呼んで、まったりとトークをする場合もある。登場人物はハイスツールに座った司会の二人と、ゲスト1〜3人くらい。

セット全体のこと:バーやクラブの雰囲気や、アンダーグラウンドな感じを出しつつも、汚くならないようにした。深夜に放送する番組なので、照明や壁や床の表面が眩しくならないよう、照明の光量は抑えて壁や床の表面はマットな仕上げにした。オレンジ色に光る部分は、ぼんやりと周りを照らす照明。

下手:司会の二人とその後ろのディスプレイが映る。ゲストが来ない場合はこのアングルをメインとして番組を進める。ディスプレイの下にあるのはレコード。その奥にある台には、番組内容に応じて色々な物が置ける。柱を組んで立体的な奥行きが出るようにした。

中央:ゲストが来た場合、この位置から全員を映しながら番組を進めて行く。ゲストは後ろのオレンジ色に光った門をくぐって登場する。後ろの壁のでこぼこは上面が照明になっており、黒い壁が柔らかい光に照らされる。

上手:ずっと下手や中央ばかりを映しているとつまらないので、時々上手の方を映す。ゲストの後ろのオレンジ色のヒラヒラは、実際は白い布で、それの下からオレンジ色の光を当てたもの。中央と下手の背景が硬い印象になったので、上手はそれを中和し、セットに緩急を付けるという意味でこのような柔らかい物を使った。

どんびき:番組が終わる時等にこの位置から映す。中央の壁の光が、上から映すことによってはっきりと見える。

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